TAS高橋洋臣e久美

長屋門のある2世帯住宅HOUSE

長屋門のある家大阪府 木造2階

敷地周辺は古くからのお住いの方が多い地域で、長屋門のある住宅もいくつか見受けられます。
クライアントのご家族も長くこの地にお住まいで、以前は長屋門のあるお住まいでした。
今回の建替えにあたり、昔のように長屋門のあるお住まいにしたいと考えられました。
「長屋門」とは武家屋敷や豪農の屋敷に用いられた門の形式で、本来門の両側に居住空間(長屋)があり、そこに家臣や下男を住まわせたものを言います。現在では両脇は居住空間ではなく、ガレージや納戸としてアレンジされていることが多いようです。
「長屋門のある家」の両脇はガレージと自転車置場です。道路から見た時、ちょうど門の屋根と本宅の屋根が重なり、いぶし瓦一文字葺きの屋根の美しさがより映えます。
本宅1階の親世帯は玄関をはさんで左に来客用の本格的な和室を設け、右にプライベート空間が動線を考慮してまとめられており、「ハレ」と「ケ」の空間がきっちりと分けられた構成になっています。
また、2階の子世帯は和室をLDKの一部に設置し、モダンにアレンジされています。

いつもなら庭も私達がデザインするのですが、今回は旧宅にあった庭石や石灯籠を利用されて、クライアントがデザインされました。枯山水の白砂の川にかかっている橋を表わしている長い石は昔、本当に橋として使われていたものです。今回の工事により、地面の中に埋もれていたものが見つかり、再利用されました。